まりもの雑多な日記

主に語りたい欲を載せていきます

いただきますとごちそうさま。

こんばんは、まりもです。

 

夜が冷え込んできたせいで秒で風邪を引きました。

油断ってのは恐ろしいですね。毎年この時期には発症しているのでそろそろ気をつけねば……と思ったときには既に感染していたのですから。

マスクしないで咳込んでるおじさん多すぎるのなんで?マスクしてくれ

とはいえ私回復力は昔からピカイチで、引いても2,3日で症状の8割は終わってしまうんですよね。この歳になって身体の頑丈さに感謝することになるとは思ってませんでしたが、身体が資本ってのは働く現代人向けの言葉だったんだなって……。

 

さて、前置きはこの辺にして。

 

一応このブログのプロフィールにはシャニPと記載しているのでそれっぽい事を書こうかと思い、先日グレ7に昇格出来たしグレフェスのこと書くか!

と思っていました。ええ、思って"は"いました。

ただ、使っていたのはよく見るタイプの感謝祭産のVoルストで、パッシブの順にまで気を配って取ったわけでもなくたまたまPL出来た程度のフロントなんですよ。

なので記念滞在になるのは一目瞭然。それならDaルストやViルストなんかの可能性を追求したり、実力でもう一度上がれるようになった際に書こうかと思った次第です。

※追記  記念滞在……成りました……ふふっ(降格)

 

はいというわけで。

 

今回は好きな漫画のお話です。(は?)

 

普段から積極的に特定の作品を布教することは少ないのですが(少ないよな?)、ふと本棚を見返すとついつい読んでしまう、そんな作品を広めたいなと思った次第です。

ただ、今回紹介する作品、数年経ってからAmazonでアニメBlu-rayを購入したらケース内に

早期購入対象のイベント応募券が入っていました。円盤の売り上げを数字にすると悲しくなってしまうのであえて調べていませんが、まあそういうことです。

ですがファン目線で言わせていただくと、製作会社,スタッフ,キャストさん,とにかくめちゃくちゃ豪華で

こんなに良いものを見ていいの?? いくら払えばいい?

って毎週のように言っていたのを鮮明に覚えています。

まあ序盤に褒めてばかりいても仕方ないので、そろそろ題名とあらすじ紹介からしていきましょうか。

 

今回ダイマしてゆく作品は

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幸腹グラフィティ』著:川井マコト (全7巻)

です。

芳文社から刊行されていた雑誌

まんがタイムきららミラク

で連載していた作品になります。

(※なお現在まんがタイムきららミラクは2017年10月発売の12月号より休刊が継続中)

 

ひとまず今回は

  1. ヒロイン紹介
  2. あらすじ
  3. 伝えたい魅力

という感じで進行してゆきます。

 

  1. ヒロイン紹介

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(仕草で何となく3人の関係がうかがえる扉絵好き)

 

1人目

町子リョウ(右の子)(CV.佐藤利奈)

本作の主人公。東京に住む中学2年生で料理上手な女の子。口調は常に「です」「ます」がつくほど礼儀正しく大人っぽい。大人っぽくあろうとしているせいか甘えることが苦手。美術の高校に進学するために予備校に通っている。両親は海外出張していて現在は一人暮らしだが叔母の町子明(あきら)が代わりに世話を焼いてくれている。

ご飯を食べる時はなぜか色っぽくなってしまう(仕様です)

 

2人目

森野きりん(真ん中)(CV.大亀あすか)

メインヒロイン(2人目)。 東京の美術高校に進学するために(親に無断で)予備校に申し込み、リョウのところに突撃してきた。リョウとは"はとこ"に当たる。無計画さをポジティブで片付けるパワフルガール。

背が小学生並に低いがとにかく元気で明るく、リョウともすぐ打ち解けていく。素直で人の心に寄り添える良い子of良い子。

ご飯を食べる時は常に一人大食い選手権を開催してしまうエンゲル係数モンスター(1話冒頭で食費が大変なのよと親に言われている)

 

3人目

椎名(左の子)(CV.小松未可子)

メインヒロイン(3人目)。名前が明かされることはなかったが椎名は椎名だからOK。リョウと同じ美術の予備校に通っていて、きりんとは公園の縁日で初めて会う。天才肌で達観しているところがあるクールな子。意地悪な物言いをする時もあるが人の心の機微には敏感で、徐々に優しい一面を見せてくれるようになる。(俗に言うクーデレ)

ご飯を食べる時には豊かな語彙を用いてこと細かく表現する詩人と化す。これが生きてるってことなんだなとか言う。(わかるよ、生きてるってことなんだよな)

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こちらは裏表紙ですが上記のように3人の食事の様子が何となく伝わるかと思います。

 

  • あらすじ

物語はリョウが自宅で叔母の明と電話するところから始まります。

時は一月上旬、仕事のため正月顔を見せられなくてごめんねと語る明に対しリョウは明るい顔で

「私ももう中学三年生になります。なんでも一人でできます」と返します。まるで自らに言い聞かせるように。

その後いつも通り夕食を作ったけど、全然美味しくない。料理が下手になってしまった……と頭を抱えるリョウ。

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(そんなことないよ)

 

数日後、また明からの電話。聞くと、同い年のはとこが自分と同じ予備校に通うのだそうで、  週末だけ来るみたいだから部屋に居させてあげてくれない? と頼まれた。

どうしようと思いつつ、リョウは結局引き受けてしまう。

果たしてこのはとことの出会いはどんな化学反応を起こしてくれるのか……。

 

 

ざっくりとですがこんな具合です。

もう少し先まで書くとそれっぽくなると思うのですが、百聞はなんとやら、本編を読んで頂ければその化学反応とその後まで読めるので何とぞ……。

人のダイマ記事を読んでもっと力を付けたいと思います。 今回はこれでゆるして。

 

  • 伝えたい魅力

(ここからは幾らかオタクマシマシキモオオメになります。悪しからず。)

 

この作品の1番の魅力は何と言っても料理が美味しそうなことがあげられますが、それよりも

食べることを含め、女の子たちの表情が豊かで可愛い

方が強いと思ってます。(異論は認める)

そもそもなんですけど、美味しそうなものを美味しく食べる人ってめちゃくちゃ魅力的に見えませんか? 見えますよね?

そう、見えるんですよ(三段論法)

加えてクラスで可愛い女の子(or爽やかな2枚目)が美味しそうに食べていたら

「○○ってめちゃくちゃ美味そうに食べるよな……」「な、好きだわ……」「わかるわ」

ってなる人間なので自分にはとても刺さりました。

 

また別のいいね! ポイントとして、作中の言葉遣いがあげられるかなと思います。

キャラ紹介でも述べましたが主人公のリョウは後に出てくる両親や回想の中のおばあちゃんとの会話を除けばずっと敬語のままです。その彼女が紡ぐ言葉はひとつひとつ丁寧で温かく、しっかりとしているのですが、僕は最初あの話し方を 武装 だと思っていました。

あらすじではあえて隠していましたが、彼女は物語が始まるその1年前に、最愛の1人である祖母を亡くしているのです。両親はほとんど家を空けていて、さらに最も近くに居た祖母はいなくなってしまった。だから彼女は意識的に「大人」になるしかなかったのです。

 

「もう中学生3年生です。だからなんでも一人でできます!」

 

どうでしょう、この台詞。

今の説明でちょっと受け取り方変わってきませんか? 変わりますよね? そう、変わ

 

これを初めて読んだ当時の僕はまだ成人してるかしてないかの頃でしたが、"もう"じゃなくて"まだ"でしょうって言葉を掛けてあげたくなりました。

よくある舞台設定だろ?  ええ、そうかもしれません。

ですが僕はこの年ごろの子にまあまあしんどい状況を与えた川井先生がどんな世界を見せてくれるのか、ただそれが見たくなったのです。

 

さて、リョウの口調をあげてこんなお話をさせていただきましたが、料理を食べて自然と食レポしてしまう際の描写もまあ~語彙豊かなのでね、その辺りちゃんと料理系漫画と言っても差し支えないかなと思います。

(食べ方が面白すぎて後に「あれが校内で有名な食レポトリオ」とか言われることになります。好き。)

 

ちなみに1巻の見どころは卵を縦に割るとろとろオムライスの回とたけのこご飯の回ですかね。そこに食べ物があるッ!って感じてもらえると思います。アニメで見るとさらに食テロの暴力が増します(真顔)

 

さて、なるべく良いところだけで構成しようと思って語って来ましたがアニメを絡めてちょっとだけ不満だった点も載せておきましょうか。ほんの言いがかり程度の不満ですけど。

答えは簡単。

そう、です。

アニメではリョウときりんの出会い〜中学を卒業して同じ高校に進学する3人の未来はこれからだ! ENDになっているのですが、全12話での時の経過は1年と2ヶ月です。

1人寂しく過ごしていたリョウの日常に色と笑顔が戻って、これからどんな日々が待っているのかな……と終わるのですが、これ、

全7巻あるうちのわずか1と2分の1巻相当なんですよ。起承の承に入ったか……? なところです。

アニメ化してくれただけ幸せなことだなあと思うのですが、3~4巻以降表れる進路選択の壁や、本作のもうひとつのテーマである、リョウ,きりん,椎名,それぞれの家族とのわだかまりに娘たちだけでなく親サイドも向き合っていく過程がね、胸にくるんですよ……これをもっと映像で見たいなあと思ってしまったわけです。我ながら贅沢な悩みだ……。

以上、不満終わり。

 

あれこれ言いましたがアニメはアニメでよく映像にしてくれたなあと思います。

4コマ漫画をアニメ脚本に起こす段階で、コマからストーリーを組み立てるのってめちゃくちゃ難しかったと思うんですよ。漫画を手にしながらアニメを見ると微妙な変化が見えて、でもその変化はスゥーっと入ってくる。岡田麿里さん本当に良い脚本をありがとうございました……(感謝の五体投地

また何と言っても食べ物の質感もとんでもない出来なのですよ。

ふっくらつややかに照ったおいなりさん。味が染みに染みた水炊きの鱈。ぷるぷる黄金だし巻き玉子。パカっと割った瞬間にあふれ出すとろとろオムライス。e.t.c...

 

それを口いっぱいに頬張って「美味しい!」と個性豊かに全身で表現する声優の方々。

 

美味しいものを全力で美味しいって伝えることって、簡単なようでとても難しいなと改めて感じました。キャッチーな料理漫画を目にする機会が多くなったと思いますが、美味しいよと伝えたい相手がいるのなら、その相手がいる内に伝えよう。そんなメッセージを受け取りました。(いきなり道徳の授業みたいなこと書きだして私は何を……?)

でも決して親族に限った話でもないですよ。友人や恋人だって今は距離が近くて良好な関係だったとしても、いつ離れてしまうかなんて誰にも分からないのだし。

それでも一緒に食卓を囲んで

「美味しかったね」「いただきます」「ごちそうさま」

と伝えあった笑顔の記憶は確かにそこにあるのですから。そういう時間を大切にしたいし、出来る人のことは好きだなと思うのです。

 

僕がこの作品からもらったメッセージはこんなところでしょうか。いや、本当はもっともっとたくさん笑顔にしてもらったし、物語が終わりに近づくに連れてこの作品と彼女たちの時間が永遠に続けばいいのにと涙した瞬間もあります。

ですがそれはそれ。冗長になりすぎない内にこの記事は終わらせようかなと思います。

 

最後にこの作品に触れられるサイト等を置いておくのでよろしければ見てみてください。

 

芳文社様の公式漫画 コミックファズ

https://cp.comic-fuz.com

 

そしてこちらは有料サイトなので既に登録している人向けではありますが dアニメストア

https://anime.dmkt-sp.jp/animestore/tp_nm

 

まあ他の手段としてTSUT○YAだっりゲ○などのレンタルビデオ屋にあったりするかもしれないのでその辺りお好みで。

 

 

ここまで読んで頂いてありがとうございました。

それではまた。